ウォルトディズニーワールド2008 EPCOT

フル滞在２日目は、エプコットへ行きました。

エプコットはExperimental Prototype Community of Tomorrow"（実験未来都市）の頭文字を取った略称で、よく「万博みたいな所」と説明しています。

エプコットにはツアーがないので、７時頃オールスターバスターミナルへ行き、バスでパークへ向かいました（エクストラマジックアワーモーニング適応日です）。
距離にして、バスに乗って１０分くらいでしょうか。渋滞する様な場所でないので、事故とかに遭遇しなければ、そのくらいで概ね着くと思います。

バスを降り、キャストさんにホテルキーを見せ（エクストラマジックアワーは直営、一部公認ホテル宿泊ゲストのみの特典の為）、ゲートに並ぶのですが、エプコットではプリンセスが登場するキャラクターブレックファーストもあり（我々はプリンセスには全くと言っていい程興味がないのです）、専用ゲートもあるのですが、どうやら並んでる人間がいないので並んでいいとの事だったのですが、案の定キャラブレの予約をしているかどうか聞かれました　「キャラブレじゃない」という意味合いで「No Princess」と言ったら笑われました

まずソアリン→テストトラックという順にアトラクションを攻める予定だったので、今回は事前にトランスレーターをレンタルしました。
５分程前にゲートが開き、まずゲストリレーションへ行きます（友人とは一端別行動）。初めてのレンタルなので、通じるか心配でしたが、一言「トランスレーター」と言えば、前後が通じなくても大丈夫なようです。親切な若い男性のキャストさんで、スーベニアメダルのリスト（しかもリゾート全対応の最新版）をくれました。

直ぐさまゲストの流れに乗り（人の波をすり抜けるのは、日本で鍛えられています）、友人と合流し、そのままソアリンのあるランド館へ。
ソアリンはカリフォルニアパークにもあるアトラクションで、エプコットに来たら絶対乗りたかったアトラクションの一つ。ファストパスを取るつもりでしたが、まだ朝早く、スタンバイも少なかったのでそのまま乗る事にしました。
一番前の座席（レーン１）がよいとの事だったのですが、ズバリ狙い通りの席に座る事が出来ました。
感想は、とにかく「感動」です。日本人でも感動出来ます。これも五感をフルに使って楽しむべきです。最後は本当に泣けました。ディズニーが好きなら絶対泣けます。
なお、荷物は座席下にカゴがありますが、入りきらない物はキャストさんに言ってよけてもらいます。なので貴重品だけは別途、袋に入れてカゴに入れるなどした方がいいでしょう。大丈夫ですけど、その方が安全です（自分はそうしました）。
サンダルだとちょっと脱げた時にいろいろやっかいです。脱いでカゴに入れた方がいいかもしれません。

ソアリンのあるランド館はキャラクターダイニングのある「ガーデン・グリル」、リゾート内のレストランで使用される野菜の栽培や魚の養殖を行っている「リビング・ウィズ・ザ・ランド」、ライオンキングのキャラが生命について楽しく説明してくれる「サークル・オブ・ライフ」といったアトラクションもあります。

ソアリンがすぐ乗れてしまい、時間に余裕があったのでリビング・ウィズ・ザ・ランドに乗ってみる事にしました。
やっぱり野菜がどんな風に栽培されてるのかって、気になるじゃないですか。アレも見たいですし。
誰も並んでいないのですぐにライドに案内されました。こういう穴場なアトラクションっていいですよね。
ここはトランスレーター対応なんですが、吹き替えが声優の三石琴乃さんなんですね。割と期待していなかったので、かなり感動でした。
ここでは生命が誕生した由来から、野菜の栽培、魚の養殖まで説明してくれます。天井がガラス張りになっていて、凄い日差しでした。バイオ化学って凄いんですね。カボチャとかトマトとかキュウリとか。虫が嫌いなので、こういうバイオ栽培って凄くいいです（ここは秘密の嵐ちゃんでもやってましたしね）。
魚の養殖槽も、ナマズやらなにやらあって（正直ナマズしか認識出来なかった）、その内何かが自分の口に入るのかなぁ、と。
最近の日本にはない系統のアトラクションなので、かなり好きです。

その次は「テストトラック」へ。リゾート最速のアトラクションをいよいよ体験です。
スタンバイの時間がちょっと微妙だったのと、対応していたのとで、せっかくなのでシングルライダーで入りました。自分は家族連れと一緒になりました（ライドは６人乗りで、前後に３人ずつです）。
ブレーキングやコーナリング、耐熱耐冷等を経て、屋外バンクで速度テストです。ここで時速９６キロが出ます。慣れないと笑うしかないですね（笑）
ここでは途中で写真を撮られるので、あとでフォトパスに記録出来ます。自分の写真が表示されている画面の下から赤いランプが出ているので、フォトパスのバーコードに上手く当てると「CARD OK」と出るので、それで記録された事が判ります。これも他の写真と同じように、後で現像やCDに焼く事が出来ます。ダイナソーがどうだったかは不明です。カードもらわなかったから、多分違うんでないかと思いますが。
アトラクションを出ると、GM社のショーケースになっていて、自由に座席に座れました。初めて左ハンドルに座ったよ　ショーケースからショップに続いていて、ダミー人形になったグーフィーとか、車をモチーフにしたグッズがたくさんありました。車が好きな人にはお勧めです。
外のプロップスもなかなか凝っていて、ダミー人形がコーラを飲んでいたり、車を洗浄する縦長のブラシが、回転するとコーラの瓶になったり（色もちゃんと合わせてあります）、細やかな演出が非常によかったです。

イノベンションズ・イースト（もちろんウェストもあります）には、室内で快適にグリーティングが出来る「エプコット・キャラクター・スポット」があります（るるぶには「キャラクター・コネクション」とありますが、変わったようです）。
ここではミッキー、ミニー、プルート、チップ＆デール、グーフィーとグリーティング出来ます。
……ドナルドがいないんですね。割とWDWではドナルドと縁がなかった気分です。
面白かったのはミニーちゃんとのグリ。TDRで買ったショッパートート（昔の赤いショッパーのイラストのトートバッグ）を持って行ったのですが、写真を撮る際に、荷物は離れた所に置いていたんですね。それをミニーちゃんがめざとく見つけ「アレは貴方の？」と聞いてきたんです（当然向こうはジェスチャーですが）。「そうだよ」と答えると「あのバッグをこっちへ持ってきて」と言われました。一緒に写真を撮りたいんだそうです。WDWに限らず、海外のキャラは自分のグッズを持っているゲストを非常にウェルカムしてくれるので（と言っても経験したのはあと香港だけですけど）、こういう時にキャラグッズを持っていると有利です。
ここから、割とミニー運が良かった気がします。ミニーちゃんも喜んでくれて、日本からバッグを持ち込んだ甲斐がありました。
その後、友人もミニーちゃんから「貴方も当然（グッズを）持ってるわよね」と期待されたそうなんですが、全く持ってなく、ミニーちゃんが泣いてしまったそうで……
ひとまず１キャラに１つずつでもグッズを持って行くべきだな～と思いました。
プルートも元気な子でした。ついつい遊んでしまいますね。フォトパスのカメラキャストさんもなかなか良い写真を撮ってくれました。

ランチは「ガーデン・グリル」です。初めてのキャラクターダイニング、初めて自力で予約したレストランへ行きます。
受付へ行って処理をすませ、タイマーの様な物を渡されます。「これが鳴ったらまた来てね」という事です。しばらく近くで座り込み、時間になったので再度受付へ。何か説明してくれているのですが、ほとんど判りません　おそらく「ここはこういうレストランで」と説明してくれてるんだと思います。
案内されるままに座席へ。ここはファミリータイプのテーブルサービスで、料理は皿に盛って、随時持ってきてくれます。鶏やナマズのフライ（おそらくリビング・ウィズ・ザ・ランドで養殖されたナマズ）、ビスケット（ケンタッキーのアレです）とマフィン、牛肉のグリル、ポテトグラタンの様な物、デザートが出され、ドリンクは何種類かある中を選び（自分はオレンジジュース。安定です）、お代わり自由でした（飲み終わったら勝手に持ってきてくれました）。
量は滞在した間に訪れたレストランで、ちょうど良かったです。味も割と好みでした。
テーブルサービスなので、支払いは座席なんですが、我々にはダイニングプランがあるので、ルームキーを渡すだけ。レシートにはチップ代の目安が書いてあるので（アメリカはチップ社会ですよ　レストランキャストの時給って凄い安いんです。日本円で２００円くらいらしいです）、１０ドル程お渡ししました（金額の２０％ほど）。

で、グリなんですけど、どうも日本のテンション高めミッキーがデフォルトなせいか（特にホライズンベイレストランのミッキー）、WDWのミッキーは全体的にゆるめ…というか、優等生でした。
一番面白かったのがチップ。どうも挙動がおかしいんです。レストランの客席があまり広くなく、テーブルと壁がキャラ１人分くらいのスペースしかなくて、すれ違うのもちょっと大変そうなんですね。その時に、チップは壁にへばりつくんです。１度ではなく、何度も。これは何かあると。そうしたら隣の家族とグリしている時に、チップが背中から出ている何かを掴んだり、胸から何かを取り出して、床に叩き付けたんです。
忍者なんです
取り出したのは、どうやら煙り玉の様で、おそらく隠遁の術を使った様子。我々忍者文化の日本人、直ぐさま反応します。「チップー」と大声でチップを探します。だってチップの姿が見えないんですもの（笑）　ようやく術の効き目が切れて、チップが見えました（笑）
我々の反応に、チップもウェルカム状態で、チップと２ショする時は、忍者ポーズを強要されました（笑）　もらったサインも、お宝級の物。こんなサイン書くチップ見た事ない。カタカナも上手です。リス属性はどちらかというとチップなので（リズムオブワールドのチップが大好きでした）、忍者チップに萌えてきました。
帰る時も、忍者の構えでお見送りです。このチップにはまた会いたいですね。
ちなみに、サインをバスターミナルで見ていたら家族連れが覗いてきたので、「Chip　Drowing」と言ったら笑ってました。

ちなみに、毎年５月末～６月頭は、エプコットではガーデン＆フラワーフェスティバルという伝統的なイベントがあります（日本と違って、スペシャルイベント的な物が常時開催されていません。と言うか、日本が異常なのかもしれません）。
なので、パーク全体にトピアリーやガーデニングが施され、美しい緑でいっぱいでした。


エプコットは２つのエリアに分かれていて、我々がランチまでいたのが「フューチャーワールド」、これから行くのが「ワールドショーケース」。１１時からオープンなので、午前中はアトラクションメインのフューチャーワールドを楽しみ、午後からゆっくりとワールドショーケースを巡るのがいいようです。

ワールドショーケースは、ワールドショーケースラグーン（大きな湖です）に沿って、各国のパビリオンがあります。もちろん、日本もあります。時間によって、国ごとのパフォーマンスが見られます（ショースケジュールに出ていたり、看板が出ています）。
それぞれの国をイメージしたキャラとのグリーティングも楽しめます。アフリカはティモンとラフィキ、フランスはベルと野獣、モロッコはアラジン（一部雑誌にはティガーになってますけど、いませんでした）、イギリスはプーファミリー（でもピグレットはいません）、とメリーポピンズ、メキシコはドナルド（３キャバ仕様）。他にキャラがいる様でしたら、教えて下さい。
あと、ノルウェー館にある「アカーシャス（アケシュースとなっている場合もあります）」では、大人気のプリンセスダイニングが朝行われています。

ここはとにかく広い　外周に沿ってパビリオンが建っているので、必然的に外周を歩かされているのです。
ただ、手軽に世界１周をしている気分にもなれます。
個人的に気に入ったのは、ノルウェー、メキシコ、ドイツです。ガーデンフェスが開催されていたので、庭の造形は目を見張るものがありました。トピアリーは凄いなぁ。日本とは精巧さが違います。

ワールドショーケースにもアトラクションがあり、フランス館のインプレッション・ドゥ・フランスと、ノルウェー館のマウルストラム、メキシコ館のグランフィエスタ（ドナ、ホセパンのアトラクション）に乗りました。
マウルストラムにはファストパスがあります。人気なんです、何気に。面白かったですよ。カリブ系ですね。ほどよいスリルがありました。
グランフィエスタはメキシコの各地を３キャバが駆け回るんですけど、こういうアトラクション、いいですね。地味キャラが活躍するアトラクションっていいです。
インプレッション・ドゥ・フランスは、フランスの名所を約１８０度スクリーンで見るものなんですが、画面が大きいからか、前の方に座っていたからか、迫力を感じました。半分寝てましたが……
オーカナダとアメリカンアドベンチャーは次回見ようと思います。


一通り見て回ったら、また自由行動です。毎度の様にスーベニアコインを作って回りました。
ワールドショーケースのは割と判りにくい場所にあって、探すのに苦労した国もありました。フランスとメキシコは壊れていました。フューチャーワールドは、イメージワークスだけが閉店に間に合いませんでした。なので、エプコットはかなりの収集率でしたね。同じ店に何台かある所も、日本みたいに１カ所に固まっていないので、見つけたはいいがさっきやったヤツだしというのが度々ありました。

エプコットは割と広いです。アニマルキングダムとは違った広さがあります。

夜は「イルミネーションズ：リフレクションズオブアース」を鑑賞。
ミッキーのいない、ディズニーシーシンフォニーでした。音楽が良かったです。帰り道に、CD買いました。


エプコットは自力で回りましたが、エクストラマジックアワーもあってよく回れたと思います。
ミッションスペースは体調が悪くなりそうだったので、止めました。グリーンコースでも良かったんですが、どうも調子が悪かったです。暑さのせいでしょう。
ただコインについてはかなり満足しました。
いろいろと課題を残しつつ、フル滞在２日目を終了しました。

３日目はハリウッドスタジオ→マジックキングダムです。